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Traveling Gallery

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写真展会場へ足を運ぶ側がひとりひとり求めるものが違うように、写真展を企画する側もまた、展示へ寄せる想いや目的はそれぞれ違います。

悲惨な現状を伝えることを目的に写真展を企画される方もいるでしょうし、写真から安らぎを感じてもらうことを目的に掲げる方もいるでしょう。

しかし、これまでの写真展といえば、目的や想いはそれぞれ別モノなのに、肝心の写真を展示する「場」はいつもと同じ、ごく限られた場所と空間。

そして残念なことに、写真展へ足を運ぶ人もまたいつもと同じ、ごく限られた人たち。

もちろん、これがすべてだとは思っていません。
幅広い世代に愛されている写真家の展覧会は写真を十分に鑑賞できないほど混雑し、まるで駅のホームのように様々な人の姿がある。

それでも、やはり思うのです。
写真はまだまだ、ごく限られた人だけが見に来るものと。

“川ガキ”の写真展示を思い立ったとき、まず頭に浮かんだのは、写真を見てもらいたい人たちの姿でした。
それは“川ガキ”と同世代の子どもたちであり、子どもを持つ母親や父親であったりと、むかし川で遊び育った世代にも見てもらいたいとも思いました。

とにかく、どのようにすれば、ぼくの願う人たちが写真を見てくれるのか。
しばらくはそのことばかり考えていました。

そして、あるとき思ったんです。
写真展会場に来てくれることを考えるのではなく、自分から写真を持っていけばいいんだと。
写真を展示する「場」はけっしてギャラリーだけではないんだと、ぼくにとっては眼からウロコのドキドキする発見でした。

そしてトラベリングギャラリー(Traveling Gallery)と名付けたぼくの移動写真展が始まったのです。

*旧ブログより*

2004.9/13

渋谷での写真展終了

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日曜日の夜。友人に協力していただき、写真展の撤収作業を終えました。
作業を手伝ってくれたThink the Earthスタッフ、モンベル関係者はもちろんのこと、足を運んでくださった皆様に本当に感謝しています。
感想ノートを拝見し、「川へ行きたくなった」という言葉を見つけるたび、メッセージが伝わる喜びを味わっています。

来週からは、いよいよ水の都・郡上八幡で写真展が始まります。
室内から野外へ飛び出し、太陽を浴びての野外展示。
今度はどんな出会いがあるのだろうかと、今から期待で胸を膨らませています。

*旧サイトより*

2004.8/ 3

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