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2005年、最初の朝日を浴びて

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2004年が終わり、暦のうえで新しい年が始まりました。
年頭の挨拶である「明けましておめでとうございます」という言葉を気持ちの上で使うのに抵抗があるぐらい、昨年は各地で災害が度重なりました。
どれも人ごととは思えません。
豪雨による水害災害や新潟中越地震。
そして現在も混乱が続く、インド洋で発生した地球規模での津波災害。

中央のメディアは“旬”が好きです。
“旬”を伝えることは悪いことではなく、ニュースを選択する苦労があることも知っています。
ただ、日を増すごとに中央のメディアから水害や新潟の地震に関するニュースが姿を消しつつあるなか、自分から意識して情報をたぐり寄せないと「もう終わったもの」として記憶の片隅に置きがちになりやすい。
置くぐらいならまだマシなのかもしれません。得てして忘れてしまう。
水が引き、亀裂が補修され、表面的には回復したように見える場所でも、まだまだ災害は終わっていないのに。
自戒を込めて、そう思います。

さて、ぼくは元旦に青春18切符を使い、小さな日帰りの旅に出ました。
この切符を使うのは、本当に久しぶり。
上野で北へと向かう列車に乗り換え、夜明け前の街を抜けました。
年の呼び名がかわっても、各地を旅する生活に変わりはなさそうです。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

*旧ブログより*

2005.1/ 2

雪だ!

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東京都心に、この冬はじめての雪がやってきました。
朝方はミゾレでしたが、気温が下がり、いまは“ホンモノ”の雪となって降り続いています。

以前、仕事の関係で長野市内に暮らしていたことがあります。
その当時は、冬になると頻繁に雪が降るため、玄関周辺の雪かきが“日常”でした。
また、ずいぶん前のことですが、長野県内の某スキー場でふたシーズン、圧雪車を操作する仕事もしたことがあります。
リフトが止まり、スキー場の営業が終了すると、ぼくらの出番。
圧雪車の車体は乗用車よりはるかに大きくて、前方には雪面を整地するブレイド、後方には鬼の金棒のようなものが回転する装置が装着されています。
それらを上手に操り、デコボコになった斜面を平にしたり、新雪を踏み固めたり、雪が少ないところへ雪を運んだりするのです。
雪が降り続く夜などは、ゆっくりとした速度でゲレンデを何十回と往復し、朝方まで作業を行いました。
ゲレンデが仕事場、そして寮もまたゲレンデのなかにありました。

雪が降ると「雪かき等、普段しなくてもいい仕事」が発生するけど、不思議と「嫌だなぁ」という気持ちにはまったくならなかった。
むしろ胸がワクワクして、楽しくて楽しくて仕方ないっていう感じです。
雪が降ることが珍しくない場所で暮らしていても、いつまでも“非日常”として雪を眺めていられたからでしょうか。

東京の街中は、うっすらと雪化粧。
天気予報だと、明日は快晴になるとのこと。
もう少しこの風景を楽しみたいのに、ちょっと残念です。

*旧ブログより*

2004.12/29

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