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いよいよ始まりました。

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「アクアマリンふくしま」での写真展が始まりました。
ちょうど梅雨も明け、夏本番となっての開催。
トラベリング・ギャラリーと名付けた写真展も今年で3年目を迎え、これまでとは違う展示を心がけたつもりです。
一年近く準備期間を設けたのも初めての体験でした。
まだ草木が成長していないビオトープを歩き、「さあ、ここでどんな展示をしようか」とアイデアを思い巡らし、友人と会っては自分のプランを話し、客観的な意見を聞いて回ったりしたのも、いまとなっては懐かしい思い出です。

オープニングを迎え、写真展はボクの手を離れ、これからはビオトープへ足を踏み込んだ方々のものになりました。
いったいどんな反応があるのだろうと、期待で胸を膨らませています。

もし機会があれば、ぜひ会場に足をお運びください。
そして写真展をご覧になった感想などをこちらのページでコメントしてくださると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いいたします。

2005.7/22

リーフレット

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今夏、「アクアマリンふくしま」にて配布される写真展リーフレットが刷り上がりました。
デザインしていただいたのは、今回も渡邊@axeraさん
なんと3万部も刷ってしまいました。
こんなにたくさん刷ったのは川ガキ写真展始まって以来、はじめてのことです。

表(PDF 1.4MB)
裏(PDF 1.2MB)

2005.7/13

“アクアマリンふくしま”で写真展をやります!

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昨日、福島県にある「アクアマリンふくしま(財団法人ふくしま海洋科学館)」から電話がありました。
写真展の告知が解禁になったとのこと。

なので、お知らせいたします。

今夏、7月15日(金)から9月25日(日)の期間、福島県いわき市にある上記水族館にて川ガキ写真展を開催いたします。

あ〜スッキリした。
口に貼ってあったガムテープがやっととれたような、ホッとした感じ。
大袈裟かな(笑)

太平洋に面した小名浜港に建つ「アクアマリンふくしま」は、ガラス張りの素敵な建物をした水族館です。
特徴のある建築もとても素晴らしいのですが、ぼくがいつも感心するのは各展示内容。
国内には大小さまざまな水族館がありますが、ここの展示は子どもたちに対しての環境教育がしっかりとなされ、それが見るものに伝わってくる展示となっています。
この姿勢が「アクアマリンふくしま」の個性といってもいいかもしれません。
そのような水族館にて川ガキ写真展を開催できること、本当に嬉しく思います。

さて、今年で3年目となる川ガキ写真展ですが、今夏の展示はこれまで行ってきた写真展と全くの別物といってもいいかもしれません。
まだ詳細を決める段階まで進んではいないのですが、「アクアマリンふくしま」の“ある場所”を使い、空間インタレーションをする方向でアイデアを練っています。
写真展という枠を超えた展示になる予定です。

『宝探しをしているときのドキドキとした興奮』、『宝物を見つけたときの喜びや感動』、そして『風や水に触れたときのような心地よさ』、『昔のアルバムを見たときのような懐かしさ』、これらを感じていただけるような展示を目指します。
どうぞご期待ください。

*旧ブログより*

2005.1/20

ココニシカナイモノ

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熊本県を流れる川辺川を撮影した写真展が、来月末から大阪・心斎橋の「カメラのナニワ」本店5階ギャラリーにて始まります。
タイトルは『ココニシカナイモノ〜川辺川という流れの上に』。
会期は11月26日(金)から12月5日(日)まで。
9月末に熊本県人吉市で開催した同タイトル・同作品による写真展です。

写真展の舞台となる川辺川は、日本三大急流として知られる球磨川最大の支流です。
九州中央部を連なる脊梁山脈・国見岳に端を発する全長62kmの流れは、泉村と五木村を貫流し、相良村にて球磨川本流と合流。
合流点下流には球磨焼酎の産地として人気のある人吉市が広がり、川辺川が注ぎ込んだことで勢いを増した球磨川は、白く泡立つ瀬を繰り返し、不知火海(八代海)へ注ぎます。

ぼくが初めて川辺川を訪ねたのは、10年ほど前のこと。
第一印象は「水量が豊富にある上に、驚くほど水質が綺麗」というもので、俗にいう一目惚れといってもいいかもしれません。
東京から出掛けるには、ちょっと躊躇してしまうほど遠い川ですが、それでも出掛けるに値する川のひとつかなと。

それからというもの、毎年のようにこの川へ出掛けています。
カヌーを漕ぎ、水中メガネをつけて川を潜る。夜は河原でキャンプ。
といった遊びを川辺川でどれほどしたことだろう。
ここ数年は、“川ガキ”や“川を取り巻く風景”の撮影が出掛ける目的になりましたが、川辺川に会いたいという思いは相変わらずです。

川辺川へ通いはじめて、一冊の本と出会いました。
毎日新聞人吉支局に赴任していた福岡賢正さんが書かれた『国が川を壊す理由(わけ)−川辺川ダムは誰のためか(葦書房刊)』が、1994年に出版されたのです。

「おどま盆ぎり 盆ぎり 盆から先ゃ」で始まる、寂しい旋律と歌詞で知られる「五木の子守唄」をご存知でしょうか?
この唄の故郷である五木村を水没させ、下流の洪水防止と農業用水確保を目的に計画された川辺川ダムをジャーナリストとして正面から取り上げたのが福岡さんでした。
渾身のルポルタージュです。
この書籍には、川辺川ダム計画の問題点や事業の正当性を疑問視する言葉があふれていました。
丹念に取材し、調べ上げ、新聞での連載を経て書籍になった福岡さんの文章には説得力があり、一気に最後まで読んだ記憶があります。

ダム計画が発表されてから38年が経ち、時代は大きく変わりました。
この間、五木村の水没予定地では、そのうち水没するからと家の建築もままならず、道路拡張などの公共工事からも取り残されてきました。
水没予定地からの移転を終え、新しい生活を始める人たちがいます。
また一方では、変わらぬ暮らしを望む方たちも少なくはありません。
ダムは水没予定地の方々だけでなく、下流域で漁を生業とする人たちにも暗い影を落としてきました。
そして漁業組合内や地域を賛成派と反対派に分け、それまであったコミュニティーを壊してきました。
ダムはまだ出来ていません。

空を映し、この瞬間も川辺川は流れています。
そしてダムを巡り今日まで大きく揺れ続いてきたこの川に、今年ももうじき冬がやってこようとしています。
季節の移ろいのなかにある何気ない光景、静かな時間。
どこにでもありそうな風景だけれども、ひとりひとりの心になかにある、ここにしかないもの。
いつまでも大切にしたい風景。
それらを写真展で、ひとりひとりが感じていただけたら幸いです。

*旧ブログより*

2004.10/26

Traveling Gallery

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写真展会場へ足を運ぶ側がひとりひとり求めるものが違うように、写真展を企画する側もまた、展示へ寄せる想いや目的はそれぞれ違います。

悲惨な現状を伝えることを目的に写真展を企画される方もいるでしょうし、写真から安らぎを感じてもらうことを目的に掲げる方もいるでしょう。

しかし、これまでの写真展といえば、目的や想いはそれぞれ別モノなのに、肝心の写真を展示する「場」はいつもと同じ、ごく限られた場所と空間。

そして残念なことに、写真展へ足を運ぶ人もまたいつもと同じ、ごく限られた人たち。

もちろん、これがすべてだとは思っていません。
幅広い世代に愛されている写真家の展覧会は写真を十分に鑑賞できないほど混雑し、まるで駅のホームのように様々な人の姿がある。

それでも、やはり思うのです。
写真はまだまだ、ごく限られた人だけが見に来るものと。

“川ガキ”の写真展示を思い立ったとき、まず頭に浮かんだのは、写真を見てもらいたい人たちの姿でした。
それは“川ガキ”と同世代の子どもたちであり、子どもを持つ母親や父親であったりと、むかし川で遊び育った世代にも見てもらいたいとも思いました。

とにかく、どのようにすれば、ぼくの願う人たちが写真を見てくれるのか。
しばらくはそのことばかり考えていました。

そして、あるとき思ったんです。
写真展会場に来てくれることを考えるのではなく、自分から写真を持っていけばいいんだと。
写真を展示する「場」はけっしてギャラリーだけではないんだと、ぼくにとっては眼からウロコのドキドキする発見でした。

そしてトラベリングギャラリー(Traveling Gallery)と名付けたぼくの移動写真展が始まったのです。

*旧ブログより*

2004.9/13

渋谷での写真展終了

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日曜日の夜。友人に協力していただき、写真展の撤収作業を終えました。
作業を手伝ってくれたThink the Earthスタッフ、モンベル関係者はもちろんのこと、足を運んでくださった皆様に本当に感謝しています。
感想ノートを拝見し、「川へ行きたくなった」という言葉を見つけるたび、メッセージが伝わる喜びを味わっています。

来週からは、いよいよ水の都・郡上八幡で写真展が始まります。
室内から野外へ飛び出し、太陽を浴びての野外展示。
今度はどんな出会いがあるのだろうかと、今から期待で胸を膨らませています。

*旧サイトより*

2004.8/ 3

感想ありがとうございました!

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東京・渋谷の東急ハンズ前にある「モンベルクラブ渋谷店」において、7月17日から開催していた写真展も、今度の日曜日が最終日となりました。
連日の猛暑のなか、会場へ足を運んでいただいた方々には本当に感謝しています。
また感想ノートへ記入していただいた方、本当にありがとうございます。
寄せられたメッセージを読まさせていただき、「あ〜、やってヨカッタなぁ」と元気をいただいています。

*旧サイトより*

2004.7/29

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