The SAKE Factory(割石邸酒蔵)・感想ノート
2003.8/17
金津創作の森・展示レポート
「金津創作の森」の入口に建つ、中心的な建物「アートコア」。
7/25。写真を広げ、設営開始。期待感で胸がワクワクする大切な時間。
「アートコア」を過ぎ、木立のなかへ。坂を降りると「水辺の広場」。今回の展示は、この木立が第一会場となり、「水辺の広場」が第二会場。
樹の間に吊るした写真を子どもたちが熱心に見てくれていた。ほんとに嬉しい。こんな写真展がやりたかったんだ。
「水辺の広場」は、休日だけでなく、朝夕も散歩気分で訪ねる人が多いところです。
木漏れ日を身体いっぱいに浴びる贅沢。
展示コーディネートを担当している職員の石山陽子さんです。
流れを跨ぐように写真を設置。今回、福井での写真展に協力していただいた建築士の山田健太郎さんのアイデアです。
流れに足を浸し、写真を見ていた家族を撮らせてもらいました。「今度、川に行こう」と話しているのが聞こえ、またまた嬉しくなりました。
バシャバシャとにぎやかに子どもたちがやってきました。
小さな流れでも生きものは棲んでいます。ザリガニを捕ってあげると、子どもの目の色が変わるのが面白い。
広場横のベンチ。と、いうことです。語りたいなぁ。
虫捕りの途中に。
子どもの笑い声が響く場所での写真展があってもいいと思う。
「日傘貸します」との張り紙を見つけ、ここで働く人たちのあたたかな一面に触れました。
近所(といっても、車で15分ぐらい)にある越前蕎麦「新保屋」さんにて。久しくなかったカルチャーショック的驚きの蕎麦でした。もちろん美味しくて。
2003.8/17
The SAKE Factory(割石邸酒蔵)・展示レポート
写真展を行った場所は、約25年前までお酒を造っていた酒蔵です。今は展示やパフォーマンスの空間となり、新しいモノつくりの空間として親しまれています。広い空と川面が自慢の吉野川のほとりに建っています。
8/1、設営開始。ここでも友人たちが遅くまで手伝ってくれたことで、無事設営を終えることができました。徳島の友人たちに感謝。
写真を展示した建物は、一番歴史のある築180年の酒蔵です。地元の方から提供していただいた竹を使い、展示骨組みを作りました。
「The SAKE Factory」近くにある「イタリアンジェラード・ドルチェ」でも、数点の写真及び、案内ポスターを展示させてもらいました。
牛乳などの定番メニューもとても美味しいのですが、季節のフルーツを使ったジェラードもお薦めです。アイス片手に付近を散歩してみては。
川ガキの世界と建物の雰囲気があまりにもピッタリで、じつはぼくが一番感動していたかもしれません。写真は入口に設置したもの。
白い煙突が目印。中庭からポッカリと広がる空を見上げて。
タイムスリップしたような懐かしい雰囲気に包まれている「The SAKE Factory」は、中庭とそれを取り囲む大小の酒蔵で構成されています。
針金でつくった矢印がご案内。
存在感のある壁や柱に負けず、しかしあまり主張するのではなく、建物に同化する展示を心がけました。
友人たちが当番を日替わりで引き受けてくれたおかげで、今回の写真展は成功したと思っています。会場に生けられた花は、すべてそんな方々の善意。そのため、どんどん展示がよくなっていきました。
展示スペースは幅12メートル、奥行き8メートル。室内には20枚展示しました。
展示設営を手伝ってくれた北岡祥治さんが、今度は娘さんを連れて遊びにきてくれました。
北岡さんが作ってくれた“川ガキ風鈴”。
台風も来襲。今年はほんと雨が降ったなぁ。
雨の日は、蛙がよく遊びに来ました。
中庭に咲いていた芙蓉の花に、アリが列をつくっていました。
徳島市議の村上稔さんが家族を連れて遊びに来てくれました。吉野川を無駄な開発から守るために議員になった村上さんをぼくは支持しています。
酒蔵近くの風景。入道雲が浮かぶ空の下、まるで沖縄を連想してしまう風景が、ここにはあるのです。
稲田へと続く小道を抜けると、そこはぼくの大好きな吉野川。
2003.8/17
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