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写真展の展示設営

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今月15日から始まる「アクアマリンふくしま」での写真展設営のため、福島県小名浜へ出掛けてきました。
水族館入口横には幅9メートル×高さ6メートルの川ガキ写真が掲げられ、写真のなかの子どもたちが来館者をニコニコと迎えてくれていました。
大きな声で喜びの声を出したいほど、すごくイイ感じの写真展になる予感でいっぱいです。
自画自賛過ぎますが、ぼく自身こんなスタイルの写真展を見たことがありません。

福島県浜通りの水辺環境を再現したビオトープが、今夏の川ガキ写真展の舞台です。
写真展会場に設置された"写真を取り付ける支柱"のほか、ぼくらが"箱メガネ型展示物"と呼んでいる箱にいたるまで、どれも素晴らしい出来で感激しました。
こちらの意図を正確に把握し、制作してくれたのです。

今回の展示作品の施工は名古屋に本社のある「アクアート」が引き受けてくださり、この日も名古屋から打ち合わせ窓口になってくれていた大蔵さんが駆けつけていただき、作業は順調に進みました。

この素晴らしい場所で写真展を開催する機会を与えてくれた「アクアマリンふくしま」のみなさん、そしてこれまで「川ガキ写真展」に関わっていただいたすべての人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にメチャクチャ感謝してるよ〜

力いっぱいに投げたボールが見事ストレートに決まったときの興奮を味わい、久しぶりに感動しました。
想像以上の出来といってもいいかもしれません。
ぜひ、遊びに来てください。

2005.7/11

Traveling Gallery

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これまでの写真展は、鑑賞者が一方的な「受身」となり、作品を眺めるスタイルがほとんどでした。
展示会場も、音をたて、声を出すことに躊躇してしまう、日常とはあきらかに違う空間。
子どもを連れて足を運んでも良いはずなのに、会場で子どもの姿をあまり見かけないのは、そんなことも関係あるのかもしれません。

「観る者」と「作品」との『距離感』が短いほど、「送り手」と「受け手」とのあいだに存在する『枠』が見えないほど、より作品の世界を身近に感じてもらえるのではないか。

そう思い、今回の写真展では「野外」を中心に、それも「水辺」に近い場所を展示空間にすることに惹かれるのです。

"川ガキ"が元気いっぱいに遊ぶ写真を川を知らない子どもたちや親たちに見てもらいたい。
川で遊ぶ楽しさを羨ましく思い、知り、実際に川で欲しい。
川へ足を運び、川を眺めて欲しい。
写真展がそのきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。

展示空間(Gallery)が全国各地を自由に移動(Traveling)し、またそれを見る観客(Gallery)も作品を探しながら河原を歩く。
釣人や子どもたち、散歩やデートの途中で、作品を見つけ、立ち止まり、楽しんでくれたら、どんなに面白いことだろう。
Traveling Galleryは、主催者だけでなく、作品の前で足を止めてくれたすべての人が主人公になり得る、作品の世界を体現できる可能性を持った写真展だと思っています。

2005.3/27

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