17年目の長良川
岡山での一泊二日取材を終え、夕方に帰宅しました。
さて、ぼくは革靴からビーチサンダルに履き替え、これから長良川へ出掛けます。
夜行バスに乗るのは、本当に久しぶりです。
新宿発23:10、新岐阜着5:30。
明朝には長良川上流にある郡上八幡に列車を乗り継ぎ到着します。
河口堰の起工式から17年目の長良川をカヌーで下るのが目的です。
17年前。
"川はつながっている"と知ってもらうために、長良川の源流から河口まで身体ひとつで泳ぎ下り、身体を張って「日本に唯一ダムのない川・長良川」をアピールした人がいます。
フォト・エコロジストで魚類研究者の新村安雄さんです。
ここから河口堰に反対する新しい運動が始まった、といっても過言ではありません。
その新村さんが再び川を下ると聞き、参加させていただくことになったのです。
ぼくは野田さんの書籍と出会って川へ関心を持ち、新村さんと出会って川を見る目を知りました。
そしてぼく自身、写真を撮るだけでなく紙メディアに川のことなどを発表することが増え、肩書きに「フォトエコロジスト」と名乗るようになったです。
いまでも新村さんに「同じ肩書きを使わせていただいてもいいですか」と緊張しながら電話を掛けたことを覚えています。
長良川にゲートが下ろされ、今年で10年。
この間、川はどのように変化したのか。
川を下り、写真を撮り、水中を眺め、海を目指そう。
そして起工式があった日に、改めて河口堰を前に抗議の声をあげようじゃないか。
と、新村さんに声を掛けられたら、参加しないわけにはいきません。
「カメラマンと研究者は常にフロントに立つ」とは、新村さんの言葉です。
さて、そろそろ時間です。いってきます。
新村さんのブログ「リバーリバイバル」はこちら
2005.7/22
いよいよ始まりました。
「アクアマリンふくしま」での写真展が始まりました。
ちょうど梅雨も明け、夏本番となっての開催。
トラベリング・ギャラリーと名付けた写真展も今年で3年目を迎え、これまでとは違う展示を心がけたつもりです。
一年近く準備期間を設けたのも初めての体験でした。
まだ草木が成長していないビオトープを歩き、「さあ、ここでどんな展示をしようか」とアイデアを思い巡らし、友人と会っては自分のプランを話し、客観的な意見を聞いて回ったりしたのも、いまとなっては懐かしい思い出です。
オープニングを迎え、写真展はボクの手を離れ、これからはビオトープへ足を踏み込んだ方々のものになりました。
いったいどんな反応があるのだろうと、期待で胸を膨らませています。
もし機会があれば、ぜひ会場に足をお運びください。
そして写真展をご覧になった感想などをこちらのページでコメントしてくださると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
2005.7/22
リーフレット
今夏、「アクアマリンふくしま」にて配布される写真展リーフレットが刷り上がりました。
デザインしていただいたのは、今回も渡邊@axeraさん。
なんと3万部も刷ってしまいました。
こんなにたくさん刷ったのは川ガキ写真展始まって以来、はじめてのことです。
2005.7/13
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